P2P 共有BBSソフト Winny の 公式サイトが消された。
で、新版をなんと Winny で配布している。
ファイルをハッシュで区別するので、本物のキーは 2ch のダウンロード版で公開。
しかしこのソフトの面白いところは、ファイル共有ではなく P2P型BBSにある。
各自自由にスレを立てれる。自分で立てたスレは基本的に自分のノード上でBBSを運用する。
BBSのデータは、2chなどの通常のBBSの場合は HTTP経由で送られるが Winnyの場合は
Winnyの形成するP2Pネットワーク上を経由して流れる。BBSの楽市楽座が形成されているわけだ。
今回、2chで流れた最新版ハッシュキーの確認から捏造キーまで
WinnyBBSの上だけで入手が可能だった。WinMXなどの他の共有ソフトではバイナリは入手できても
その真贋は、別のリソースから入手しなくてはいけない。しかるに、Winnyの場合は
ハッシュを登録すれば騙ったファイルに惑わされること無く正しいファイルを入手できる。
これは、新しいファイル配布の方法としてP2Pネットワークが有効だという新しい一歩ではないだろうか?
フリーソフトの作者が同じように、Winny上のハッシュキーを自サイトで公開してファイル配布を
行うってのが行われるんやないかなぁ
ソフトの配布場所が、ジオなどの業者だった場合にはフリーアカウントを停止することで
ソフトの拡散を止めることが出来るが、P2Pの場合それは事実上不可能。
Winnyを使いつづける人が居る限り、Winnyを抹消することはできないということだ。
日本発のP2Pソフトだが、これこそ次世代P2Pだとおもう。
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