Netbeans6 と Mercurial プラグイン

Javaの開発プラットフォームとして、今やトップと言ってよい位置に登り詰めたeclipseに比べ、
老舗のはずなのにいまいちぱっとしないNetBeans
でも、最近eclipseが普及してしまったからかeclipseのバージョンアップで
ドラスティックな変化があるという印象は受けなくなってしまった。
そうなると、気になるのはもう一つの雄、NetBeansだ。
もとから、GUIの設計に関しては、NetBeansに一日の長がある。
eclipseで利用できるVisualEditorは当初は期待されていたが
パフォーマンスがいまいちで、最近は開発も滞っているのかぱっとしない。
まぁ、これも、SWTとSwingというIDEの使っているツールセットと必ずしも一致しない
画面を設計する必要があるため、別のJVMプロセスを立ち上げているのが主因だが
MVMの開発が進んで、VMを気軽にもう一つ上げられるようになれば変わるのかもしれない。
まあ、さらにNetBeansは5.0のときにGroupLayoutという新しいレイアウトを
利用できるようにして、デザインしやすくなった。(後でJavaSE6に取り入れられた)
でも、Javaのコードを書く、となると・・・やっぱりちょっといまいちなエディタなのだ。
コードを書くときのアシストは、eclipseの方が快適なのだ。
後は、バージョン管理。
NetBeansは、5.0からバージョン管理の仕組みを変えた。
このとき、CVSについてはコアの開発に含まれていたようでリリースと同時に使えたのだが
その当時は、既にsubversionがかなり使われていた。
Subversionが使えないというのが欠点だったNetBeansに
プラグインでSubversionの対応が後に組み込まれたのだが、この実装が・・・・
こういう状況で、生暖かくNetBeansを見守っていたのだが
つい先週でたNetBeansのマイルストーンビルドであるNetBeans6.0 M9を落として立ち上げてみると、
プラグイン管理のインターフェースが変わっていた。
さらにそこに、Mercurialのバージョン管理モジュールがアップデートで持ってこれるという表示。
え?Mercurialですか。
Teamwareを離れて以来、バージョン管理ツールは色々探してきたけど
実は最近Mercurialに注目中。
個人的な情報の管理には、Subversionを使ってきたが
使いづらいので最近コマンドラインからの管理だけどMercurialに乗り換えている。
特徴
・ほぼPythonで実装されている
・分散管理型のSCM
Pyhtonでの実装なので重いのか?と思ったらそうでもない。
8:2の法則通り、速度のネックになる部分ってのは一部分らしい。
もう一つ注目しているのは、OpenSolarisのソース管理に利用され始めたという点。
Solarisのソース管理には、SUNの製品だったTeamwareが使われていたはずで
その開発者が選択したというのはTeamwareに近い部分を感じているからだろう。
基本的な機能はこんな感じでいいので後はツールが充実すれば、と思っていた矢先の事だ。
早速、プラグインを入れてみた
・・・・・・・・が。
何か動かない。サブメニューが出てこない・・・何故?
暫く、こいつと格闘することになりそうです・・・


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コメント

“Netbeans6 と Mercurial プラグイン” への1件のコメント

  1. BlogPetのぽこたのアバター

    開発の話を読むと、元気がでてくるよ!

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