新kitora.orgサーバ実施

前のエントリを見てみたら、2005年の11月。
実に1年半をかけて、新しいkitora.orgの稼働を実施。
1年半に考えていた事。
・CPUはx86アーキテクチャ(OSの選択肢が増える)
・デュアルLAN以上(ゲートウェイマシンにするため)
・横型スリムケース(置き場所の都合)
・静音(うるさいのは常時点けられない)
・省エネ(電気食うのは常時点けられない)
・それなりに処理能力(今のは今となってはちょっと弱すぎる)
・画面はオンボードチップ(わざわざ画面使うのは少ないから)
・HDDは3.5インチ(2.5インチは性能と耐久性が不安)
・できればオンボードでRAID(サーバとしてデータ保護したい、ま、ソフトRAIDでもよし)
結局実現したのは、「静音」「省エネ」だけかな?
マシンは、MacMini G4。なのでx86ではない。
LANは片側が無線。ゲートウェイマシンには不安あり。
ケースはMacMiniの弁当箱型。これは自作マシンよりよくなった点か。
処理能力は、G4 1.5GHz memory 1GB。以前のC3 800MHz 378MBに比べれば
格段に上がってるはずだがまあサーバだしこんなもんで文句無し。
ビデオチップは、Macなので別。でも、使ってない。もったいないな。
HDDは、MacMini搭載のは2.5インチのはず。ちょっとIO周りは弱い気がする。
RAIDは使っていない。x86機なら間違いなくSolaris+ZFSだったんだけど・・・
結局、ユーザホームなどのスプール部分はJFSにしてみた。
ただでさえ、ユーザの声が少ない上にPPCアーキテクチャの実績なんてないようなもの。
でも声が少ないのは問題が少ないことだと信じてJFS。
半年前だとReiser4にしちゃってただろうなぁ・・・
当時迷っていたOSは、
「Solaris10か、Gentooにするか、Darwinにしてみるか、FreeBSD・・・」
とのことだけど、結局入れたのは、Ubuntuの7.04 Server Edition。
JVMが動くかどうか迷ってたけど、その間にJavaのGPL化があったしねぇ。関係なくなってきちゃった。
でも、Ubuntuに関しては悲しいお知らせが・・・。
折角導入したのにPowerPCが今リリースから公式対応から外れるとのこと・・・orz
まぁ、Ubuntuが廃れるまではこのサーバで行きますよ、と。
メールサーバは、「qmail→Courier-MTA 」に変更。
qmailと似た作りな上に、imapサーバ、認証サーバも始めから付いてくる。
qmailは更新が止まっているし、それ以外に色々入れないと使えないので今回ばっさりと捨ててやった。
ついでに、全受信の時にNNIPFをかませるようにした。
フィルタとして動作し、ヘッダに結果を埋め込むように改造。コイツが実に単純で強力。
ウェブサーバは、基本的にApacheで変わらず。これは代わりを探す方が難しい。
変更点は、スパムの絶えなかった足跡帳をFreestyleWikiの掲示板ベースに変えたこと。
コイツには、最近プラグインでスパムフィルタが付けられるようになったからだ。
以前の書き込みを変換して入れてみた。
で、そのついでにQubitサーバ上に以前の掲示板が残っている事に気がついた。
前回の移転以降、スパムだらけになっていた・・・これも何とか救出したいなぁ。
そんなこんなで新しいサーバに大体のサービスを移行させた。
実家のクライアントからもメールが読み書きできるようになってるみたいで、
後はのんびりと前サーバの店じまいかな。ちょっと( ;∀;) 寂しい気分。
組んだ当時最新のRedhatであるRedhat7.3で動かしていたので
Redhat7.3が出た2002年から、実に5年世界中からのアタックを受けていたことになる。
全く持ってお疲れさまです。


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“新kitora.orgサーバ実施” への1件のコメント

  1. BlogPetのぽこたのアバター

    サーバが気になるの?

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