残念だ。
なんとももったいない。
(川崎でようやく映画を見た感想)
あの切ない物語が、アクション映画になってしまってる・・・。
確かに、SF描写など映像は面白かった。
でも、でもだ、終戦のローレライの面白さはそういうことじゃなかったんだよ。
はぁ・・・。本を先に読んで失敗したパターンだな。
# 映画が先だったら本を読んだかも怪しいが・・・
小物とか、潜水艦とか確かにものの描写は良く出来ていた。
でもなぁ、人の描写が全然出来ていなかった。時間が短いということも
あるのだろうが、各人物のキャラクターが全然伝わってこなかった。
小説と設定が違うのだからそれは演技で伝えてもらわなくては分からない・・・。
台詞の内容自体も心に響いてこないばかりか、
読まれた台詞にも感情はこもっていなくて・・・、アレじゃ棒読みでも変わらんですよ。
艦長の腕時計。小道具だけ用意して、物語が全然無い。
人柄を道具の形だけで語ろうとしてもそれは無理です。
軍医のカメラも。ただ出しただけ。
そして言い回しも納得いかなかった。
いきなり朝倉大佐の「デモンストレーション」って単語には引いてしまったよ。
ああ、分かり易いように現代語に直してスクリプト書いてるんだな、って見てたら
「アイスクリン」って単語。そんなところだけ直してもそれでは逆に興ざめです。
原爆という単語も変えて欲しくなかった。新型爆弾と言わないと
「訳のわからない恐ろしいもの」という恐怖が伝わらないじゃないか・・・。orz
映像が良く出来ているだけに感想は「もったいない」に尽きる。
映画「終戦のローレライ」を見て落胆した映画ファンの方へ。
是非、小説を読まれることをお勧めします。
あれは、単なるアクションストーリーではないのです。
間違いなく個人的今年一押しの小説です。
じいちゃんも同じ感想だったようです。
小説は面白い、映画は面白くない。と。
多分悪いのは脚本家。生きたシナリオを書けなかったという点で。
# 富野由悠季とか、押井守とかアニメっぽい関係者が
# スタッフロールに隠れてます!
# 特撮繋がりなのね
# しかし悔しい・・・。作り直しを要求したい・・・。リテイクです。
#「戦場の・・・」→「終戦の・・・」直しますた。
# どうも何かと混ざってるらしい。
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