今日読み終わった一冊。
久々に本格ミステリでビリビリ来たね。
見事に裏切られた。いい意味で。
被害者にハサミを突き立てる連続殺人犯、通称「ハサミ男」。
ハサミ男の3人目の被害者となろうとしていた女子高生の・・・
遺体をハサミ男が発見する。
それまでのハサミ男の犯行と同じく遺体にはハサミが突き立てられて・・・。
これは、ハサミ男の犯行ではない。ナゼなら自分は殺していない。
真犯人は別にいる。ハサミ男は真犯人を探し始める。
本屋で平積みになっている本のそんな解説に興味引かれて読んでみた。
メジャーではないが何だか聞いたことのあるようなシチュエーション。
でも、それだけではない味付けがあるように感じて・・・。
作品は、1998年に書かれたものだが
「ハサミ男」と「医師」、「犯罪心理分析官」、「被害者」。
どれも異常で、しかし今年書かれたといってもおかしくない情景描写。
謎の解けたとき、謎は、森に隠されていた。と、思った。
本を手に取ったときの感覚は正しかった。
最後は解説っぽくなってしまっているが、話の構成は秀逸だ。
心のベストミステリの順位、急上昇中です。
ハサミ男
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