ThinkPad(X30)に付いているHDDを換装した。
日立製のHDDからIBM製のものに。
カタログスペック的にはキャッシュが2MB->8MBに増えて回転数は4200->5400に増える。
これで体感スピードアップ間違いなしのはず。
が、いつも面倒くさいバックアップ。今回何とか手間を省けんかと試行錯誤した結果、
手間をかけずに時間をかける作戦にした。
注文したHDDは、ThinkPadにもともと乗るはずだったHDD。日立製とは容量が同じ。
これを利用して・・・
1. HDD丸ごとダンプ
2. HDD入れ替え
3. HDD丸ごと書き戻し
とすることにした。容量が違っていたらできない芸当だ。
だがこれを、フロッピーもCD-Rもない状態で行わねばならない。
そこで、Linuxをネットワークブートする作戦にたどり着いた。
1. RedHatのisoイメージを取得
2. RedHatのisoイメージをnfsで見える場所に配置
3. ネットワークブート用に、tftp,BpBatchを用意
4. DHCPにThinkPadのMACアドレスを登録し、BpBatchのfilenameも登録
5. ThinkPad起動
6. bootnet.img で 起動し、linux rescue モードで上げる
7. isoのあるnfsパスを指定し、linuxをディスクレスブート
Linuxが上がってしまえば簡単で、バックアップ先をnfsマウントして
> dd if=/dev/hda | gzip -c – > X30.hda.dump.gz
を実行する。実行時間は1日弱。
書き出しが終われば、shutdownし、HDDを替える。そして、Linux起動。
ネットワークブートを設定しているのでHDDは一切関係なく起動する。
そして
> gunzip -c X30.hda.dump.gz | dd of=/dev/hda
これは約半日。
以上で作業完了。何事もなかったようにマシンは起動した。
外した元のHDDはThinkPadX20に換装。これで、またX20の寿命が延びる。
X20には、同じくネットワークブートでRedHat8をインストール。これは、QubitのVPNサーバにする予定だ。
VPNに関してはまだ勉強が必要なのでさしあたってはSSHオンリーのサーバとしてぶら下げておこう。
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