理系と文系


(2000/2/2)

私は高校以来、一応文系人間として生きてきた。
でもなんか中途半端な学部に進み、結局は現在理系にいる。
こういうくくり方をするのは自分でも嫌いだが、やはり典型的理系人間と文系人間はいると思う。大学時代、理系のクラブに所属していて、周りの人間がそれまでと明らかに違うと思った。これは私が感じたことなのだが、理系の人はおしなべて計算が好きだ。日常的なことを「もしこれがこのくらいだったらこのくらい得をする」とかいう、文系人間ならダルがる計算をむしろ進んで、楽しんでする。多くの場合彼らは損得を判断し、より効率的な事象を選択しようとする。そういやある人が言っていた、「物事は本当は単純なんだ」
皆なるべく白黒をつけようとする。そういうところで、ついていけないなと思うところが時々ある。

何かの本に書いてあったのだが、理系は普遍性、法則性、合理性、単純さを重視し、文系は個性、多様性、複雑さを重視するんだって。
じゃあ心理学は?
私は人間の普遍性法則性を探し、そのうえで個人差の研究をしてきた。
それは中途半端なことなのだろうか?

それはそうとして、私自身はアナログ人間だと思う。理性よりも感情の生きものだと思う。その点でも理系になりきれないだろう。
でも文系的かと言われると限りなくそっち寄りだがでも違うという気がする。
なんだかなあ、私って一体どうなんだろう。